fantasticのブログ

日々感じたことを、書いていきます

マンガ「はだしのゲン」を、削除

「はだしのゲン」が

広島の平和学習教材から

削除されることに、決まった

広島の教育委員会で、23年度から

市立の小学3年生の教材を

「はだしのゲン」から

別の体験者の「被爆者体験談」に

差し替えることに、決めたそうだ

被爆の実相に、迫りにくいからというのが

その理由だそうだけれど

イマイチ、分かりづらい


家計を助けようと、浪曲を歌って

小銭を稼いだり

栄養不足で、体調を崩した母親に

食べさせようと、池のコイを盗んだりする

シーンが、教育委員会とその関係者には

どうも、気に入らないらしい

浪曲は、現代の児童の生活実態に合わない

コイの盗みは、誤解を与える恐れがある

ということを

市教育委員会が設置した

大学教授や、学校長による会議で

指摘されていたらしい

益々、分かりにくい

教育委員会や関係者は、もっとちゃんと

詳しく、削除の根拠を、説明しなければ

いけない


浪曲は、今のJ-POPのようなものだと

解説すればいいし

コイを盗んで、母親に食べさせようと

したことが、どういう誤解を与えると

いうのだろう?

食べるものがなければ、あるところから

盗むしかなかったではないか

戦後、多くの人々が闇市で

中には、アヤシイ物を売ったり買ったり

しながら、生きてきたのではなかったのか

まさに、それが被爆と戦争の実相では

なかったか

子どもたちに、何を隠さなければ

ならないのだろう

被爆の実態を知らせるのが

平和教育ではなかったのか


教育委員会のメンバーの方々には

時には窃盗をしながらも

たくましく生きた、被爆者のゲンは

好ましくない、子どもの姿なのだろうか


国の政策の間違いで、被爆してしまった

広島市民は

戦後、自分の意思で生き抜こうとするのではなく

過って戦争を起こしてしまった国の望んでいる被爆者として死に、生きて過ごして欲しかったのか?

思い過ごしと、偏見かもしれないけれど

色々勘ぐってしまう


ウクライナとロシアの戦争も

反撃能力を…

云々するようになったのも

先の戦争を反省し、もう二度と

戦争をしないと肝に銘じていた

戦争の体験者が、世界から少なくなったからだと言われている

体験者が少なくなった、今だからこそ

戦争のリアルは、伝え続けなくては

いけないと思う


45分の授業では、伝えられないからとか

投げ遣りなことは、言わないで

教師の方々には、誠実に頑張って欲しいと思う

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