fantasticのブログ

日々感じたことを、書いていきます

精神科病院の日常的な虐待

精神科病院での虐待事件

逮捕された看護師以外に

その後、逮捕者は出ていないのか

責任者は、何と言い開きをしているのか

と、気になっていたら

昨日早朝5:30に

都の、2回目の抜き打ちの、立ち入り検査が

メディアで伝えられた


保育所、高齢者施設…

虐待は、もはや付きものになった感があって…

驚かなくなったことが、怖い

ケアやサポートされる立場の者は

相対的に、弱者なわけで 

職員の気分次第で

虐待の恐れは、常にあるということなのだろう


弁護士がメディアに開示した

病院内の録画には、看護?の合間に

慣れた手つきで、患者の頭を叩いてみたり

喋るなと、恫喝したり

これが、日常であろうと、証明するに

充分な映像だった

「地震だ地震だ」と、ベッドを揺すり

精神的な疾患にある者を

さらに、不安にさせる行動をしたり

これが、本当にプロの看護師の

することだろうか


もちろん、今回逮捕されてはいない

理事長や医師に、責任がなくはない

この状況を知らない筈はないし

患者の疾病に対して、重い責任を負ってい

入院に対して、裁量権の大きい彼らの方が

むしろ、責任は重い


ところで、webの拾い読みだけれど

日本の精神科病院には

問題があるのだと感じられる…

諸外国に比べて、人口あたりの病床数が

極端に多く

世界の、5分の1の病床が

日本にあるということだ

日本人に、特に精神疾患が多いとか

精神疾患の治療に、特に力を入れているとか

聞いたこともないし

このことだけでも

問題を孕んでいるような、気がする


精神科病院には、患者を入院させ

隔離することで

患者の家族や、地域の人々の安寧を

維持するという側面も、なくはないけれど

だからといって

患者の人権が、ないがしろにされて

いい筈はない


入院は、先ず第一義には

病状の回復を促す、治療の一環でなければ

ならないし

安易な長期入院や、身体拘束

多剤大量処方で、患者の意欲低下などを

起こさせてはいけない

それらは、精神疾患を抱えている者を

益々不安にさせ、病状を悪化させ

入院させる意味がない


話が、逸れるけれど

アメリカでは、初期のうつ病には

現在では、薬物に頼ることはなく

認知行動療法などが、ポピュラーだと聞く

その分の余剰の薬品が、日本に入ってくると

随分前に、言われていたけれど

今でもそうなのだろうか?


駅前に大抵ある、机ひとつで開院できるらしい精神科クリニック

気にはなる…

もちろん誠実な治療者も

いらっしゃるとは、思うけれど

唯、色々な状況から推し量ると

日本の精神科医療は、発展途上

なのだろうか?


団塊世代の全員が、後期高齢者になる

2025年が迫ってきて

認知症患者は、当然増えるわけで

家庭でも施設でも、ケアできないとなると

精神科病院の空きベッドが、認知症患者を

補充要員として、期待されているのだと

言われている

身体拘束されたり、頭をぶたれたり

薬物漬けにされたりが

誰もが無関係でいられない

今回の事件

成り行きを、注視していたい

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