「100分de名著」と、伊集院光さん
Eテレ「100分de名著」
ひとつの著書について、25分/1週を、4回
つまり、1ヶ月にひとつの書籍が紹介される
今月はマルクスの資本論を、経済思想家で、
大阪市立大学准教授の斎藤幸平さんが、
解説している
資本論は、私たちの世代には、経済学に
特に興味がなくても、馴染みがある
若い頃に、大抵誰もが一度は手に取った
読破した者にも、最初の数ページで諦めた者にも、青春の指標ではあった
それを、マルクス研究最高峰のドイッチャー記念賞を受賞された、日本人初史上最年少受賞の斎藤幸平さんが、解説をされている
とても贅沢な時間だ
100分で、著者には僭越ながら、
読んだ気にもなる
更には、この番組を契機に、
改めて読まれる方も、いるに違いない
あと楽しいのは、タレントの伊集院光さんの
コメントだ
彼はその著書に初めてか、余り詳しくはない
という、スタンスだ
にも関わらず、伊集院光さんの打てば響くような、対応が小気味いい
講師によっては、理解力のある生徒との
授業を、愉しんでいるかのような、雰囲気だ
そして、視聴者は、権威者の解説と、
伊集院光さんのコメント、両方を満喫できる
今月は資本論だが、先月は「ディスタンスシオン」ブルデユー著だった
「伊勢物語」、「ペストの記憶」デフォー著、
「谷崎潤一郎スペシャル」、「純粋理性批判」
カント著等々
沢山の有名著書や、古典が紹介されてきた
ちなみに、来月は「黒い皮膚・白い仮面」
小野正嗣さんの著書のようだ
楽しみたい…