医療崩壊
16日NHKスペシャルで、東京医科大学八王子医療センターと、川崎の聖マリアンナ医科大学病院での、命を巡る選択の様子が、放送された
高齢者の患者とその家族に、容態が急変した時人工呼吸器やエクモを、希望するかどうか、
医療スタッフが、聞き取りをしている
それは、患者の希望を確認するというよりは、
高齢者の患者に、人工呼吸器やエクモを
自主的に控えさせている風に、感じられた
消極的なトリアージだ
89歳の男性は「若い方に…」と、
気丈に、潔く譲っていた
大方の高齢者が、若い人たちにこそ、この先も
生き長らえて欲しいと、思っている筈である
それでも、やっぱりトリアージは避けたい
限られた医療資源の中で、選別が行われる
ことは仕方ないと、安易に荷を下ろしては
いけない
一見平等そうで、不合理の芽を孕んでいる
しかしながら、そういう局面を、もはや迎えてしまったらしい
感染者数世界一のアメリカで、
医療崩壊や、トリアージが行われているとは、
聞こえてこない
国民皆保険で、クリントン女史を
羨ましがらせた、日本の医療制度
意外に、脆かったというべきか…
日本は自然災害も多い
近い将来、地震は起こると言われている
その日のためにも、医療体制を整えて
置かねばならない
それは、医療関係者だけではなく、
政府の仕事だ
是非、早く手をつけて欲しい…