fantasticのブログ

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ETV特集 落葉帰根 中国残留孤児

「落葉帰根」

葉は落ちて根もとに帰る

何事も結局はもとに帰る

そういう意味らしい


番組の中で、中国残留日本孤児の女性は

落ち葉が根元に帰るように、故郷の日本に帰る

そういう意味のことを「落葉帰根」

という言葉で、伝えていた


今、およそ200人の中国残留孤児の人たちが

日本人として認定されることを、切望している

何とかならないのだろうか…

日本人と証明するには

証拠不足ということらしい

本人たちは幼く、戦後の混乱の中の古い記憶

証明できる人ばかりではないだろう


差別を恐れて、言い出せなかった

後年になって、出自を知った

それらは、分かりやすい、あり得る理由だ

養父母や関係者も亡くなるなど

新たな証拠集めは、難しい


日本人と認定された時点で

年金の支給などが、実施されるわけだから

認定者を増やすことは

国としては、財政の支出につながる

慎重になるのは、分からなくもない


だからと言って

残留孤児でない人たちが

自らを残留孤児だと、表明するだろうか?

日本人だと名乗ることで、リスクもある筈だ

もし、そういう偽証が僅か含まれたとしても

それはもう仕方のないことである

そのことに、完全を目指すより


高齢になった、ご自分のアイデンティティを

欲している残留孤児に、報いることの方が

国の信頼を示し、有益であると思う

日本人であることを、国は早く認定をし

戦争を起こした国家の責任を、果たすしかない

それで、充分というわけではないけれど

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